「ひらがな46文字」「楷書40文字」「行書40文字」「草書40文字」「隷書40文字」合計206文字……92枚の手本が教室に置いてあります。
「ひらがな」は優美文字として構築を確立したものです。楷書、行書、草書、隷書はそれぞれの書体の基礎をまとめたものです。
稽古のなかでは、塾生たちが自由に手本を取り出し、書いては添削に持ってきます。
手本は各一枚ずつしか置いてありません。貸出をしていないため、稽古でしっかりと写すことが必要となります。
添削は何回でも行います。朱墨で添削をし、必要な場合には書き方のシミュレーションや筆持ちをします。
これを繰り返すことにより、塾生たちはだんだんと技が身についていきます。そして手本を見なくても綺麗な文字が書けるようになります。
コロナ禍で、なかなか稽古に来られない人のために、少しずつ優美文字を載せてポイントを紹介していきたいと思います。
「あいうえ」
- 「あ」……2画と3画の下のラインを揃えることに注意しましょう
- 「い」……1画と2画の長さと位置に注意しましょう
- 「う」……2画の幅と長さに注意しましょう
- 「え」……点の真下に縦線を書くように注意しましょう